
活動ブログ
2025年10月30日
ESTJ, INFJ, セッション, コミュニティ, 参加者の声, コラム
【研修生インタビュー】~スキル以上に学んだ1年。私たちがレベル3を選んだ理由~

タイプ理論の知識を深め、将来的にトレーナーとして活動することを目指すための「認定コースレベル3(タイプLAB研修生)制度」。この1年間で得られるものは、専門的なスキルだけではありません。
今回、研修生として1年間活動されたESTJさちこさんとINFJのゆうこさんに制度に参加した理由、実際の活動、そして1年間で感じた個人的な成長と変化についてお話を伺いました。

―― まず、お二人が研修生になろうと決めた理由、きっかけは何だったのでしょうか?
さちこさん: 私は認定コースを終えたものの、正直、実際の診断に自信が持てなかったんです。もっと実践的な研鑽を積みたいという気持ちが強くありました。
そんな時、はるみさんに「研修生になってみたら?」と勧めていただいたのが大きなきっかけです。自分のタイプ診断のスキルをもっとちゃんと磨きたいという成長への渇望がありましたね。
ゆうこさん: 私には「岩手でタイプ理論を継続させたい」という思いがありました。「岩手で活動されているトレーナーさんがいなくなったら、この学びをどう継続していくのだろう」という危機感のようなものがあったんです。ちょうどその時、認定コースを一緒に受けていた方から声をかけていただき、「これは今しかない、やるべきタイミングだ」と感じて飛び込みました。
―― 実際に研修生として1年間活動されてみて、当初のイメージと違った点や、得られた経験について教えてください。
さちこさん: 最初は「ちゃんとした」トレーナーになりたい、「正解」を探そうとしていたんです。でも、活動を通して「こうあるべき」という正解はないと気づきました。トレーナーの皆さんと一緒に活動する中で、人との関わり方や、自分の気持ちの伝え方について、スキル以上にたくさんのことを学びました。
ゆうこさん: 私は、最初、研修生のシステムが思っていたより厳しそうに感じて、少し身構えていました(笑)。でも、結果的に は満足度が非常に高かったです。主体的にチームの活動に入り込むことで、受け身ではなく「チームの一員」として認めてもらえる感覚を得られたのが嬉しかった。従来の上下関係がある組織とは全く違う、フラットで新しい関係性を経験できたことも貴重でした。
みき: 私たちトレーナー側も、研修生制度が初めての試みだったので、手探り状態でのスタートでした。その中で皆さんが積極的に関わってくれたことで、制度自体も成長できたと感じています。

―― 研修生としての1年間で、ご自身の中にどんな変化や成長を感じましたか?
さちこさん: 私は特に、自分の気持ちを話すことを意識的に頑張りました。そして、Fe(外向的感情)の使い方について、とても大きな学びがありましたね。以前は、自分と違うやり方を見ると思わず反発してしまうことがありましたが、今は「自分とは違うやり方があるんだ」と、それを素直に受け入れられるようになりました。この変化は自分でも驚いています。
ゆうこさん: 私は、自分自身を好きになることが増えたと感じています。チームの皆に認められる経験を通じて、「自分自身も自分を認められるようになった」んです。「トレーナー」という言葉に対しても、単に知識やスキルがある人ではなく、「その人自身の在り方や生き方」を含む、より深い意味を新たに理解しました。
―― 研修生制度における「メンター制度」は、お二人にとってどのように機能しましたか?
さちこさん: メンターがいることで、まず相談相手ができたのが大きかったです。目標設定の助けにもなりましたし、どんな小さな目標でも、「これでいいんだよ」と認めてもらえる安心感が活動を続ける上での支えになりました。さらに宣伝チームでの活動を通じて、様々なタイプの人と仕事をするやり方を学べたのも、とてもよかったです。
ゆうこさん:岩手という遠隔地からの参加者である私にとって、途切れない交流があったことが本当に助かりました。繋がりを維持する上で、メンター制度は重要な役割を果たしてくれたと感じています。
―― これから研修生になることを検討している人へ、アドバイスをお願いします。
さちこさん: 受講生として学ぶよりも百倍学べる場だと断言できます。セッションスキルといった専門的なこと以上に、人間関係や多様な考え方について深く学べます。迷っているなら、ぜひ飛び込んでみてほしいです。
ゆうこさん: もし迷っている理由があるなら、入ってその理由を確認してみるといいと思います。この一年を「答え合わせの一年」として考えると、得られるものが必ずあります。
みき: 一年間という明確な区切りがあるので、合わなかったら辞めればいい、くらいの気持ちで「覗いてみる価値がある」制度だと思います。少しでも興味があるなら、まずは踏み出してみてください。
さちこさんとゆうこさんから研修生制度が、タイプ理論の学びを深めるだけでなく、自己肯定感の向上、コミュニケーション能力の進化、そして何より人としての「成長」を実感できた貴重な機会であったことが伝わってきました。
ご協力いただいたさちこさん、ゆうこさんありがとうございました!
