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2021年9月2日
ENFJ, ISTP, コラム
幸せな結婚生活を送る秘訣は・・・!
タイプLABのみなさん、こんにちは。今回は、晴美さん(ENFJ)と旦那さんのヨシキさん(ISTP)のインタビュー記事です。
お二人は今は本当に幸せな夫婦関係を築いていらっしゃいますが、これまでには危機的状況を乗り越えた経験があるそうです。そのような良好な夫婦関係を築く秘訣は、ISTPタイプの方が内向的感情(Fi)に気づいたことだったと言います。
「会社など論理的な思考が求められるビジネスの場では内向的思考(Ti)はその良さを発揮しますが、結婚生活や家庭の場ではFiを大切にすることが幸せになる秘訣」と晴美さん。
ISTPタイプはTiが主機能で論理的に考えることが得意なタイプ。一方で自分や他人の価値観や気持ちを感じるFiの機能が弱い傾向にあります。
そんなISTPタイプであるヨシキさんが、晴美さんとの結婚生活を通して自分や相手の気持ちをリアルに感じることができるようになり、結婚生活が本当に幸せなものに変わったのだそうです。
実際にどんな変化があったのか、お二人にお話を伺いました。
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---- 晴美さん、ヨシキさん、こんにちは!ISTPのヨシキさんがFi機能を知るようになったことで結婚生活が変わった!と聞いています。今日はどんなお話を伺えるのかちょっとドキドキしております(わたしもFi機能が弱いタイプなので)。晴美さん、ヨシキさんはどのように変わりましたか?
晴美さん:はい、ヨシキは本当に変わりました。
2~3年前、長女がタイプLABのチラシを見て「え?????ママが結婚相談してるの???ママが…???」と言ってすごくビックリしたことがありました。それくらい、その頃、わたしたち夫婦の仲は危機的状況でした。
今年で結婚14年になりますが、やっと今年になって安定している夫婦生活を過ごせるようになりました(笑)。
何が変わったかというと、一つめは、ヨシキが、人の心の温かさに気づいて、わたしが必要だとわかってくれたことです。前は、「僕は一人で生きていける、ハル(晴美さんのこと)なんて必要ない」と言っていました。
今年の2月に足を骨折したとき、わたしも彼に不満が重なってて、心の余裕もあまりなく、3カ月くらい実家に戻って彼とはほぼ会わない状態になりました。
その時期に、彼はやっと、わたしが必要だと気づきました。だから、ISTPの彼氏を持つ人には、わたしは「ISTPは振ったほうがいい」って言うんです。ISTPの人は振らないと、相手が必要だってことに気づかないから。
今はヨシキ、わたしと毎日いっぱいハグしてます♡ヨシキが、甘えてもいいんだって気づいたんです。気持ちのケアが大切だってこと、それに気づいてくれて、わたしはすごく満たされて幸せになりました。
ヨシキさん:んー、まぁ、そうですね(照れ笑い)。
----毎日ハグ!!!甘える大切さに気付いたってすごい変化ですね。大人になると甘えられなくなる人も多いと思うので。ヨシキさんは、やはり晴美さんから甘え方について学んだのでしょうか?
ヨシキさん:自分のメンタルヘルスのために心のチャージが必要だってことは、ハルと過ごしていて最近わかってきました。スマホのチャージみたいなものですね。彼女にとっても、自分にとっても、甘えたほうがいい。Win-Winの関係というか。
----お話を聞いていたら、わたしが照れてしまうくらい、お二人の幸せな気持ちが伝わってきます。
晴美さん:つまり、ヨシキがFiの部分をやっと経験で理解した結果だと思うんです。今までは自分や相手の気持ちを無視してきたけど、そこのケアとメンテナンスの必要性を分かってから180度関係が変わりました。
そして、もう一つ大きい変化は「ちゃんと自分の考えや気持ちを言えるようになった」ということです。
以前は、ヨシキは急に感情が爆発することが多く、わたしは突然のこと過ぎて何が何だかわからなくなっていました。相手が怒って感情的に話すので、話す内容も頭に入らない状態です。
でも今は、ヨシキが「今、ちょっとイライラしてる」などと、自分の感情を小出しにしてくれるようになったので、すごく楽になりました。
昔は、人の感情にも気づかないことが多く、わたしが「嫌だな」という表情をしても、それに気づかずにガンガン止めずに何度も同じことをするので、最後にはわたしが「止めてって言ってるでしょうが!!」と怒る羽目になっていたんです。それが、最近は、わたしの気持ちを察知して、止めてくれるようになりました(笑)。
----自分の気持ちだけでなく、相手の気持ちにも気づくようになったんですね。ヨシキさん、このお話を聞いていかがですか?やはり、自分は変わったと思われますでしょうか?
ヨシキさん:確かに変わったかなと思いますね。昔は、「言われたら言い返す、やられたらやり返す」という考え方で、自分の中でフェアであることを重視してました。喧嘩をしているときは、相手が泣うが喚こうが、「その手にはのらないからな!騙されないぞ!」と思っていました。
ただ、自分のやり方が通用しない相手なんだということがわかってきて、イライラしたらきちんと伝えたり、相手が嫌な気持ちになっていたら止めたりすることができるようになってきたと思います。
晴美さん:わたしからすると、ヨシキのやり方はフェアではないのよね…。喧嘩しているときって、騙そうとなんてしてないのよね。悲しい、だから、泣いている、それだけのことをヨシキはわかってなかった。
でも、最近は、そういう感情がリアルなものだってことがわかってきたと思う。
----なるほど(…人の感情を無視していたのは、感情をリアルなものと感じていなかったからか…)。
晴美さん:そういえば、最近、わたしが洗濯物を取り込むのをヨシキにお願いしたら、やってくれなかったわよね。わたしは、「Lazy(怠惰)だ」ってあなたに言ったけど…。どうしてあのときやってくれなかったの?
ヨシキさん:あれは、洗濯物が外に順序関係なく干されていて、僕は取り込むときに仕分けするのが一番効率がよいと思っているけど、ハルはいつも洗濯物を取り込むときに一気に順序関係なくベッドの上に放り込むでしょ。それが僕のやり方と違うから、やりたくないと思ったんだよね。
晴美さん:…!そういう説明がほしい!!本当にいつも何考えているかわからないから!!
ヨシキさん:いや、説明してるって。
晴美さん:説明…してる…!?いや、絶対してないわ。
ヨシキさん:いや、説明してる。
----あの…すみません、両者の意見が食い違ってますが…(笑)ヨシキさんは説明しているけれど、その説明は晴美さんが求めているものではないということなんでしょうか…?
晴美さん:ヨシキは説明がないことが多くて、いつも結論だけだから、命令みたいなのよ。でも、わたしは、そうする理由や説明がほしいの。
ヨシキさん:説明は必要だったらするけど、必要ないなら結論だけでよいと思うけど。
晴美さん:ううん、説明がほしい。
----晴美さん、ISTPのヨシキさんにこれだけは伝えたい!ということはありますか?
晴美さん:突然怒りだすと唖然とするしかないので、爆発ポイントを教えてほしいです!!説明が必要です!
----説明がほしい、とのことです、ヨシキさん。いかがですか?ISTPタイプとして、晴美さんに伝えたいことはありますか?
ヨシキさん:説明を聞いてほしいです(笑)。
----逆に、ですね(笑)。ISTPタイプのことをもっと知りたい人も多いと思うので、ISTPタイプを代表してもう一言、お願いします!(無茶ぶり、すみません!)
ヨシキさん:色々とっつきにくさはあると思いますが、けして完璧な人間ではないので(たとえ本人が自分は完璧、神、などと抜かしていても)生温かく愛してやってください(笑)
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ISTPヨシキさんとENFJ晴美さんの結婚生活が好転したお話、いかがでしたでしょうか。
わたしはお二人が幸せそうに笑っている姿を見て、ほっこり幸せな気持ちになると同時に、仲良し夫婦になるためには気持ちのケアが大切だということを教えてもらったように思います。
裏話ですが、ヨシキさんが初めて晴美さんに出会ったとき、ヨシキさんは「My heart is like ice.(僕の心って氷みたいに冷たいんだよ)」と言ったので、晴美さんが「I will melt your ice.(わたしがその氷、解かしてあげる)」と返事したそうです。
でも、晴美さんは、これまでそれを何度も諦めそうになったとのこと。しかし、ついに14年の月日が経って、ヨシキさんが「Haru melted that ice.(僕の心の氷、ハルが解かしてくれたね)」と言ってくれたのだとか。
Fiを感じる力が弱い人は、人の心の温かさに気づくのに長い年月がかかるのかもしれません。
最後は晴美さんからのメッセージです。
『最悪な夫婦関係をいっぱい経験してきたので、夫婦関係で苦しむ方の気持ちを自分のことのように理解できます。トレーナーとして、夫婦関係に苦しむ方の気持ちに寄り添いながら問題解決のお手伝いをしていけたらと思います。』
インタビュアー&ライター:大谷 奈々恵(ESTP)