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​活動ブログ

2018年8月31日

コラム, 心理機能

「また主機能か!」

「また主機能か!」

こんにちは。ESFPの大森です。


タイプLABのセッションに参加するときは、積極的に自分の生活で起きた「事件」や「葛藤」を話すことを推奨されます。


自分自身に起こった出来事をセッションでシェアすることで、客観的な視点を理解でき、より自分を理解できるようになるからです。


今回はESTJの女性に、ご自身の感情が揺れ動くパターンを分析し、その状態を克服したストーリーをお聞きしました。


前回の記事はこちら:夫へのイライラに隠された、本当の気持ちとは?


******


ー今まで気が付かなかったご自身の”怒りのパターン”が見えてきたと伺いましたが、どのようにしてそのパターンに気がついたのでしょうか?


きっかけは、ほんの些細なことでした。


ある日私と夫の共通の知人から、「夫は仕事が忙しく、夏休みも取れないほどだ」という情報を知らされたのです。


私は妻である自分がその情報を知らされず、共通の知人から聞いたことに酷いショックを受けてしまいました。


ーそれは私でもショックです。


その件を伝えてくれた知人には怒りを感じませんでしたが、夫に怒りを感じたんです。

なぜこんな大事な情報を、家族に知らせないんだろう?


そんな大事な報告をしない夫って、何て信用できない人なんだろう?と…。

ここまでは、いつもの流れです。


ーその後はどうされたのでしょうか?


ですが今回は、今までと違い自分がとても傷ついていることに気がついたんです。そのことに気がつく前は、他の人に原因があると決めつけ、責めていました。


その理由は前述しましたが、家族なのに大事な報告をしてもらえないこと。


というのも、私にとっては報告・連絡・相談というのはごく当たり前の常識。


私がいちいち聞かなくても、夫だったら重要なことは妻に共有しておくべき、と思っていたんです。


極端に言えば、家族に関わるすべてのことを管理してたいたかったんだと思います。

無意識でしたが、子供にも同じことを求めていたことにも気がつきました。


ですが、そのことを共通の知人に相談したら、「上司でもないのに、どうして全て報告しないといけないのかな」と言われてしまいました。


その一言を知人からの攻撃だと思い込みパニックになり、怒って涙が止まらなくなってしまったんです。


ー2重のショックが重なってしまったんですね。


はい。傷ついている自分は認識していましたが、自分の常識が理解されないことに更に憤りを感じてしまったんです。


ですが、私が泣いているときに娘が心配して抱きしめてくれて。それで、自分の気持ちがすごく落ち着きました。


ー娘さんの優しさで少しショックが和らいだんですね!


そうなんです。私は娘のことも管理しようとしていたのに、この子は私を受け入れてくれてたんだな、もっと冷静にならなきゃな、と思えて。


娘が共感してくれた上で自分を分析モードに切り替えることが出来ました。


ですが頭で考えているだけでは答えが出ず、これは何かあるな、と信じて見ました。(はるみさんが仰るには、良いNiを使えたらしいです)そこで、とりあえずセッションのノートを見返してみたんですよ。


そしたら、毎回同じようなことで怒っていることに気がついて。そしてその原因が自分の主機能のTeでした。


とにかく、やっぱり家族を管理したいのに出来ない時、そのこだわりを理解してもらえない時に激しい怒りを感じるんですよね。


ーなるほど。


それまでは、夫や娘がそうした情報を私に提供するのは当たり前だと思い込んでいたので、自分の本当に欲しいものが自分だけのこだわりだということを理解した時に、すっとショック状態から抜けることができました。


ー大きな気づきですよね。


この件では、丸1〜2日ズドンと落ち込みました。


ですが、今までは自分の傷ついた心にも気づかず人のせいにしていたし、自分のこだわりにも気がついていなかった。


自分はそんなにも家族の管理をしたいということ、その常識はきちんと相手に伝えないといけないな、というのも今回の件で理解できました。


はるみさんコメント


前回のセッションでこの話を聞き、この方の旦那さんが大事なことを報告しない理由も含め、掘り下げて分析していきました。


すると、以前旦那さんが奥さんに報告・相談した時、


奥さんが「必要ない」と思った情報を伝えた瞬間、


「その情報いらない」「なんでそれを言うの?」という返答をされたそうなのです。


その結果、ご主人も報告したらキレられるという思いから、奥さんへの報告を避けるようになった経緯が分かりました。


そしてこれは私自身の話なのですが、

家族とディズニーランドに行って食べ物をレジで注文している時、夫が私の注文の仕方にイライラして強く話しかけてきたことで、とてもイライラしたことがありました。


私は数字ではなく、「チキンナゲット」「フライドポテト」など一つずつ注文していたのですが、夫は分かりやすく数字で注文しないこと(Ti)にイライラし、


私は私で人前で強く感情的に喋られたこと(Fe)でイライラしたのです。


後で2人で話し合い、お互いの主機能のイライラポイントを理解することが出来、お互いスッキリしたし一緒に笑えれました。

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